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海外旅行は生まれて3回目、国内でもひとり旅など経験したこともなく、英語も全くできないというのに、プリンスエドワード島へひとりで行ってみようと思い立ったのは、今まで経験したことのないことにチャレンジしてみようというボウケン心と、「赤毛のアン」の故郷プリンスエドワード島へ行ってみたいという強い希望からでした。「赤毛のアン」は幼いころに子供向けの本を読んだことがあるくらいでしたが、今年のはじめ、村岡花子さん訳のアンシリーズを読み直し(そのとき「アンシリーズ」が何冊にも及ぶものだと初めて知りました)、映画を見、ぜひいつかこんな素晴らしい地へ行ってみたいと思ったのでした。
ネットでたまたまベンチャーさんのホームページを見つけ、資料請求。資料の中に挟まれていたスタッフの方の「旅行は思い立ったが吉日ですよ」というメモの一言に後押しされて、旅行することを決意しました。小心者の私には、「決意」という言葉がまさにピッタリでした。
7月26日、成田空港からデトロイトを経由し、シャーロットタウンへ到着する予定が、デトロイトにてアクシデント発生。何と、デトロイト発シャーロットタウン行きの飛行機(しかも一日一便)に乗り遅れてしまったのです。成田からご一緒した母娘さんと3人で、大国アメリカに放り出され、頭の中は真っ白に。シャーロットタウンの日本人スタッフに電話したくても、電話のかけ方(公衆電話の使い方)が分からない。航空会社が用意してくれたホテルへもどうやって行ったらよいのか分からない。それでも何とか3人で力を合わせ、(娘さんが英語が堪能でいらしたので、それにくっついて行ったわけですが)公衆電話で電話することも、ホテルへ行くこともできました。
デトロイトでの思わぬ一泊の収穫は、その娘さんと私が同い年の、同じ高校出身者であると分かったことでした。成田を出発するときに同郷の方たちだということは分かっていたのですが(これもめったにない偶然だと思っていたのですが)、まさか高校の同窓生の方とは。とてもびっくりしましたが、同時に大変心強く思いました。
一日遅れでシャーロットタウンへ到着した時の喜びは、何とも言葉では言い尽くせないものが、「ようやく、ようやく着いたんだ!」と嬉しい気持ちでいっぱいでした。 滞在中は現地のスタッフの方に大変親切にしていただきました。特に、滞在最終日、疲れが出てしまったのか一気に体調を崩し、病院へ行くことになった時も、日本人スタッフの方がずっと一緒にいてくださったことは大変心強いことでした。日本と違い、PEIでは島の方の医療費が無料であるということ、また、診察までにずいぶん待たされたのですが、それは、お医者さん不足からきている問題なのだということも、具合悪くならなければ知り得なかったことです。(診察の結果何も異常なしとのことで、ひと安心しました)
宿に体温計くらいあるだろうと思い込んでいましたが、日本のように「具合悪くなったらすぐ体温計!」という習慣はないそうで、ホテルにはないとのことでした。病院から戻り、フラフラになりながら和英辞典の「体温計」のページを開いてフロントで必死に指差したところ、「〜〜〜・・・・****ドラッグストア・・・***○○○×××!」とのこと。どうやら、ドラッグストアにあればありますよ、と丁寧に教えてくれている模様でしたが、外へ出て買いに行く元気もなく、「・・・さんきゅう・・・」と力なく部屋へ戻り、ひたすら寝ておりました。私の海外旅行に必要なものは、下痢止め、かぜ薬、体温計、(これら常備薬はご一緒した母娘さんにいただいたり、貸していただきました。本当に助かりました)語学力、そして体力、と痛感した6泊8日でした。
帰りのシャーロットタウンの空港で、現地スタッフの方と「今回の旅行は盛りだくさんでした」とお話をしました。思いもかけない出来事がいくつか起こりましたが、不思議に「もう海外旅行はするまい」とは思わなかったのです。腹痛・頭痛に耐えながらも(?)あちこちを巡ったPEIの素晴らしい風景、自然に咲いているかわいらしい花々、宿のおじさんのニコニコした笑顔を陽気な笑い声、街で行き交う人々の「グッドモーニング!」という何気ない挨拶。最終日ふらふらになりながらも根性で見たアンのミュージカルの素晴らしかったこと。また思いもかけずミュージカル出演者が無料でやってくれているというコンフェデレーションセンター内のバーでのライブを見ることができたのですが、ミュージカルの舞台よりも間近で聞くことのできた俳優さんたちの迫力ある歌声。そういったものが、日本へ戻った今、「やはり行ってよかったな」という気分にさせてくれているようです。
次回は、体力をもっと充実させて旅行を楽しみたいと思います。
最後になりましたが、頼りなげな私をサポートしてくださった森田さんに、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
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