紅葉のメープル街道&プリンスエドワード島<15日間>

(09月26日出発)

参考にはならないとは思いますが、小生の感じた旅を少し振り返ってみます。

昨年、日光のいろは坂の紅葉を見て、かねてからうわさで聞いていたメープル街道、特にローレンシャン高原の紅葉を比較・見たく思い、 自分の希望を添えたうえで、カナダ・ガイド会社の知人に相談したところ、紹介のカナッタさんにお願いをした旅でした。

PEIにも足を延ばしたかったのですが、日程の関係でカットをしていました。
ところが思いがけずローレンシャン高原に3泊なんて不要であると云われ、しぶしぶモントリオールからの一日観光に変更しました。 

その浮いた日をどうしようかと迷っていたところ、PEIに興味はないかと問われ、関心はあったところなので、即OKの返事をしたところでした。

それに伴い、ほかの場所での泊も減らして、PEIのキャベンディッシュとシャーロットタウンにそれぞれ2泊、しかもかねてからあこがれていたB&Bの宿泊もかなえてもらいました。

・ナイアガラの2泊は知人宅に泊めてもらうので、自分でNiagara Airbusに申し込んだのですが、なんとトロントの空港から知人宅の玄関まで住所さえ伝えればいわゆる door to door での送迎でとても助かりました。

・モントリオールは素敵な街で、もう少しゆっくりできればよかったですが、ローレンシャンのモン・トランブラン村は、ウオーキング・ハイキングしないなら、森田様のおっしゃる通り「日帰り」もしくは「半日観光」で十分でした。

紅葉も今年はあまりよくなく、ガイドさんの説明でも日本の旅行雑誌に載っているような紅葉は、10年在住の自分も見たことがないとおっしゃっていました。 

・ケベックへの行程も初めは飛行機移動の予定でしたが、森田様の提案に納得してVIAでの移動にしたのは正解でした。

ケベックに近づくにつれ車窓から見える紅葉がとてもきれいで、ローレンシャンの比ではなかったです。
ケベックはフランス語が第一言語のようでしたが、とてもこじんまりした街で自分はいっぺんに大好きになりました。
ガイドさんによると日本人はあまり多くないとのことでしたが、オルレアン島から旧市街地を見る紅葉は最高でした。
日本人の方にぜひお勧めしたい街ですね。

オルレアン島の「道の駅」のようなところで食べたイチゴ、リンゴ生ジュースの味は、今でも残っているくらい美味しかったです。
もう一回行く機会があれば3泊はして、ゆっくり街の雰囲気を味わいたく思います。

・いよいよ最後の旅先PEIのキャベンディッシュは、信号機が一つしかない街で、グリーンゲイブルス周辺に大部分が集まっていて、徒歩で十分楽しめました。
ただ、10月はもうシーズンオフになっていてレストランとか土産物ショップはクローズされていましたので注意が必要でしょう。
この旅はほとんど食事なしのホテル等をとっていただいていたので、自分であれこれレストラン等探して食べたり、マーケットやコンビニで食料を調達して食べたりしましたので、楽しい体験ができました。

もちろんB&Bですから朝食にその家の奥様の料理が食べられて良い体験になりました。
特にシャーロットタウンのB&Bは部屋も4部屋で、家庭的な想像したB&Bでとても満足しました。
キャベンディッシュで夕食が一度レストランが入れてあり、不思議に思っていたのですが、素敵なレストランでした。
これも森田様の心遣いで、キャベンディッシュの事情と、レストランの中身を考えてのことと後でわかりました。

そういえばケベックのガイドさんがカナッタさんは注文が多くて大変ですっとおっしゃていましたが、これも旅をする人の希望・より良い選択をしてあげようとしてのことだと思い、ガイドさんと話しました。

キャベンディッシュはジャガイモがカナダの一大産地だそうですが、赤土の土地にとても合う作物なんでしょう。
驚いたことの一つは、ジャガイモ畑は連作を禁じられていて毎年植える場所が変えられているそうです。
日本でもジャガイモは病気の出やすい作物の一つですから、なんとなく理解ができます。
特にオーガニックを守って農業がなされている州ですから、良いシステムだと思います。
日本はJAをはじめいろいろな事情から、オーガニックが健康に良いことがわかっていても、なかなか拡大しないのが実情ですが…。本当に野菜・果物・アイスクリームは美味しいの一言です。


今回の旅全体を通して、カナッタさんにお願いして立てていただいた行程は、希望をかなえていただいた点は大変満足していますが、ローレンシャンの件等アドバイスをいただくところがもっと多くあれば、もっと良いたびになると思いました。
そういう意味で、辛くつけて90点の旅でした。
どうか日本の人たちがもっと素敵な旅でエンジョイされる旅になるお手伝いをいっぱいしてあげてください。

本当にありがとうございました。


山根 節彦 様、 文子 様(鳥取県)

カナッタ!からのコメント

お見積りのご依頼から二年越しに叶った、カナダ東部への15日間のご夫妻旅行でした。
内訳は、ナイアガラ2泊→キングストン2泊→モントリオール3泊→ケベック2泊→PEI(村2+街2)4泊。

以前カナダ西部へご旅行の際(他社様)のガイド会社さんからのご紹介で、鳥取県からここ宝塚まで来店され、綿密なプランのイニシアチブは全てご主人様(74)ですが、奥様(70)を思いやるお気持ち満載の仕上がり行程。
(通常、ご年齢は控えさせて頂いているのですが、山根様はご旅行への熱意が余りにも若々しく精力的な為、これからカナダ行きを計画されている方のご参考になればと、敢えて載せさせて頂きました。)

ご帰国の翌朝、「いろいろ体験でき良い弥次喜多の旅ができ、、、」と、第一報のメールにホッと安心したところへ、この「お客様からのお手紙」を頂き、ロレンシャン滞在でのアドバイス不足はお電話で忌憚のないところをお聞かせ願い、次なる課題が見えてきました!
それは、奇しくも山根様が最後に記して下さった、
  ↓
「どうか日本の人たちがもっと素敵な旅でエンジョイされる旅になるお手伝いをいっぱいしてあげてください。」 です。
皆さん、遠い「カナダ」へは、日数や費用に於いても「ヨイショッ!」という思いでお出かけになります。
海外旅行は、長いフライト、慣れない食事、時差との戦い、、、思えば過酷ですが、それに負けない「価値」を体感されます。
「旅」の効果は、せめてその間はご自身の「殻」を脱ぎ、日本での「立場」を忘れ、「無」になれることにあると思います。
そして更には、新しい「発見」も控えています。

其々様の、そのご旅行に於けるストレスレスな環境づくりが、カナッタ!の仕事だと心得ました! ありがとうございます。

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